【剣盾 S34シングル 最終736位 レート1801】3種の神器と愉快な仲間たち

初めまして。けんぱちと申します。S34お疲れ様でした。

伝説環境からポケモンのランクマッチデビューして初めて最終3桁を獲得する事ができたので、記念に構築記事を書いてみようと思います。

よろしくお願いします。

 

 

 

 

結果

TN けんぱち 110勝94敗 最終736位 レート1801 

 

構築経緯

ザシアン+イベルタル+カイオーガ(伝説幻環境の3種の神器)の並びは間違いなく強いと思い、まず何も考えずこの3体から考え始めた。さらにこの環境ではステルスロックと電磁波が強いどころか必須級に感じたので、シュカの実持ち先発型ディアルガを採用した。ステロ電磁波枠は最初はグラードンを使用していたが、環境初期に流行りすぎて読まれたり、初手球カイオーガに破壊されたりとあまり仕事ができなかった。その点、基本なんでも一度耐え、初手ダイマを警戒され挑発されないディアルガはかなり優秀だった。ステロ撒かない場合にアッキ瞑想ルギアに絶対勝てないと思い、ゼクロムを採用。この5体だとあまりにも前のめりすぎで、テンポをとる事ができないと考えリフレクマジフレムゲンダイナを最後に採用して完成した。

 

個体解説

 

ザシアン(剣の王)

ザシアン@くちたけん

 

199(252)-190-135-90-136(4)-220(252)

 

きょじゅうざん インファイト でんこうせっか つるぎのまい

 

言うまでもなく一番強いポケモン。このルールではほぼ全ての対戦相手のPTにザシアンが入っているので、ザシアンミラーで遅れを取らないように最速。相手の後続に対する負荷と、コスモダイナ、壁構築を相手に戦いたいためつるぎのまいを採用。構築単位でディアルガが重いため、インファイトを採用。でんこうせっかは選択枠で、ホウオウやドラゴンタイプを重く見るならワイルドボルトやじゃれつくもあり。

 

カイオーガ

カイオーガ@こだわりスカーフ

 

175-108-111(4)-202(252)-160-156(252)

 

しおふき こんげんのはどう れいとうビーム かみなり

 

普通のスカーフカイオーガハイパーインフレ環境に伴い貯水呼び水勢が激減したことにより、今までで一番動かしやすいと感じた。上からの制圧力が凄まじく、チョッキ+タイプ半減(ディアルガカイオーガ等)やハピラキでないと基本後出しで受からない。ザシアンや他のポケモンダイマックスで荒らした後のスイーパーとして活躍してくれた。また、相手によっては初手に出して1体持ってったり無理やりダイマを切らせたりしてくれた。しかし、ラッキー入り構築に対しては相変わらず選出をしぶった。こんげんのはどうは威力が高いが命中不安なため、命中安定でやけどが狙えるねっとうでも良い。しかし運の良いことに、こんげんのはどうの命中率はほぼ100%だった(その代わりゼクロムらいげきディアルガの電磁波を外していた)。しかし、最終日の3桁目前で相手の初手物理イベルタルの球ふいうち急所で一撃で飛ばされた時は椅子から転げ落ちた。

 

Yveltal

イベルタル@とつげきチョッキ

 

201-135-131(124)-183(252)-118-149(132)

 

あくのはどう バークアウト デスウイング ねっぷう

 

HB 余り。いじっぱりの少し火力高めのザシアン(+1)ならダイマすればきょじゅうせっかを耐える

C 火力を出すためぶっぱ(ジェット+バーンでザシアン確定瀕死)

S +1で最速黒バドレックス抜き(149→223)

 

「誰が相手でもダイマックスで突っ込める」を可能にしようと考えた型。しかし、結果的には器用貧乏になってしまい本構築で最も微妙な活躍で、それに途中で気づいてはいたものの最終日までこの型で戦い抜いてしまい、もっと早く変更すればよかったと後悔。火力は足りず、ものすごく硬いわけでもなく、素早さは90族に抜かれ、A特化級の火力の高いザシアンだときょじゅうせっかで倒され、バークアウトを外す。弱い。唯一活躍したのは相手の黒バドに安定して後出しできたこと。チョッキのおかげで黒バドの+2(わるだくみ)ダイアタックをダイマして2度耐えるので、黒バドはこのイベルを突破することはできない。しかしアタックを打たれるので素早さが上がらないまま突破することになり、後続から出てきたザシアン等に狩られる。球ディアルガ相手にもチョッキのおかげでダイマで打ち勝てるが、火力不足+ディアルガの高耐久のせいでこちらはダイアークを3度打たなければ倒せないため、素早さがあがらずこれまた後続で出てきたポケモンに倒される。ここまで酷評しかしてないが、チョッキとのシナジーは良く、持ち物に関しては正解だったと思っている。やはりイベルタルに関しては「CSぶっぱ+火力アイテム」か、「がっつり耐久に振って役割対象をある程度絞る」のどちらかに振り切った方が良いと感じた。両方を良いところ取りしようとして失敗した。S35ではこのイベルタルの型を第一に最高し、それに合わせて構築も変えていく。

 

 

Zekrom

ゼクロム@いのちのたま

 

175-202(252)-141(4)-126-120-156(252)

 

げきりん らいげき ダブルウィング りゅうのまい

 

見た目が一番好きな禁止伝説。破壊神。ラキヌオー、ルギア、日ネク相手でもガンガン倒していける破壊の神。一度りゅうまいを積んでしまえば止まらない。とはいえ一番の天敵はHBランドで、ザシアン+ランドロスの並び相手には鬼の択を仕掛けることになるのでランドロスを見ると選出したくなくなる。しかし、それはそれでこちらのカイオーガが通りやすくなるので、相手はカイオーガの対策も強いられる。オーガゼクロムの並びは良くも悪くも相手の選出が分かりやすくなる。耐久に振って弱点保険にするか迷ったが、球を持たせたのは結果的には良く、積まずとも体力満タンのダイマカイオーガや乱数次第ではダイマイベルタルをもワンパンして有利な展開に持っていけることが多かった。げきりんではなくドラゴンクローにすれば相手のザシアンにも隙を見せないが、メタモンにコピられた時にげきりんで倒される→ザシアン出す→メタモンげきりんのまま居座ることしかできないため、ザシアンでメタモン倒せるという展開が何度かあったので、げきりんとドラゴンクローに関してはどちらでも良い。ゼクロムはお気に入りの伝説なので、ゲーフリ様どうか電気フェアリー複合の強いポケモンを出さないでください。

 

 

Endynalos

ムゲンダイナ@くろいヘドロ

 

247(252)-85-130(116)-166(4)-120(36)-179(100)

 

マジカルフレイム どくどく リフレクター じこさいせい

 

HB A実数値220ザシアン(+1)に上からきょじゅうざんを打たれたあとのリフレクターで、次のきょじゅうざんをくろいヘドロの回復込みで余裕をもって耐える。220より少し火力が高くてもほとんど耐える。A特化で上から打たれると受からないが、このムゲンダイナより速いザシアンはA特化の可能性が低く、A特化の場合は素早さを落としている場合がほとんどなので上からリフレクターを貼れる。

HD 余り。C実数値202スカーフカイオーガれいとうビームに対しじこさいせい連打で体力満タンを維持できる。C特化ディアルガに先にマジカルフレイムを打って特攻を下げておくと、ダイドラグーンを確定で耐える。

S 遅いザシアン意識で少し厚めに

 

窮地を何度も救ってくれたポケモン。リフレクマジフレで物理特殊両方受かり、どくどくでルギアやバンギラスを突破し、じこさいせい連打で相手のダイマを枯らす。そして何よりもムゲンダイナはプレッシャーが本当に強い。S判定が可能で、相手のPPをごっそり持っていく。全ポケモンの中で間違いなく一番プレッシャーを使いこなしてる。素早さにかなり厚く振っているのが大きく、大体のザシアンの上からリフレクターを貼れた。さらにザシアンはほとんどマジフレ3回で落ちるので、つるぎのまいされても逆にこちらがザシアンを突破することも多かった。どくどくに関してはダイマックスほうとの選択で、ダイマックスほうが欲しいと思うことも多々あった。しかし、どくどくがなければ拾えれてない試合もそこそこあったため、この構築においてはどくどくでよかったと思っている。前のめりすぎたこの構築において、唯一テンポを取り状況を把握しながら戦えたムゲンダイナには、この構築のMVPをあげても良いと思う。

 

 

Dialga

ディアルガ@シュカの実

 

207(252)-126-174(148)-171(4)-132(92)-112(12)

 

ラスターカノン れいとうビーム ステルスロック でんじは

 

HB A実数値220ザシアン(+1)のインファイトを確定で耐える。A特化(244)でも乱数50%で耐える。

HD C実数値183イベルタルの球ダイアークを最高乱数切り耐え

S 激戦区90族たちのS4振り抜き

 

初手置きで本当に腐らず、でんじはを外さない限りは毎回60~70点の仕事を確実にこなしてくれる優秀な型。相手が麻痺でしびれればもう仕事としては100点。A特化ザシアンのインファイトが乱数50%なのが心配だったが、A特化が環境に少ないのか乱数の運が良かったのかわからないが、初手ザシアンにインファイトを打たれて一撃で飛ばされたことは一度もない。また、今の環境では「ディアルガ=初手ダイマ」の印象がとても強く、ちょうはつを全く打たれないのも偉かった。攻撃技はタイプ一致のラスターカノン、ランドダイナイベルに大きめのダメージを与えるためのれいとうビームを採用した。一つ注意点があり、みがわりザシアンがそこそこの数いるため、初手ザシアン対面はでんじはから入ってはいけない。ステルスロックから入り、ザシアンの攻撃を一度耐えラスターカノンで身代わりを壊す。ザシアンにでんじはが入らないが、ステロを撒ける+ザシアンのHPが少し減っている状態なので、こちらのスカーフカイオーガやザシアンで倒すことができ、状況としては悪くない。

 

※「ザシアン(+1)」は、ふとうのけんによる攻撃1段階上昇込みの火力で計算しているということである。

 

選出

 

「例」

・初手ディアルガ+ダイナ以外の2体

・初手ダイナ+ディアルガ以外の2体

・初手ザシアン+ディアルガ以外の2体

・初手イベルタル+ザシアン+ダイナ

 

…など。この環境では安心安全な選出をすることは難しく、今のところは相手の構築をみて柔軟に対応していく。構築の練度がまだ足りないが故の選出の不安定さでもあるので、S35では改善していきたい。

 

きついポケモン

 

グラードン

構築6体のうち4体がじめん弱点できつい。カイオーガで切り返したいが、グラードンダイマしていて先にアースを積まれていると一度では落ちず、かなり痛手となる。

 

ダイマディアルガ

脳死ダイマディアルガはなんだかんだ強く、こちらにも刺さる。まともに受け流せるのがムゲンダイナくらいで、ダメージレースで苦戦を強いられる。

 

・あまえるラッキー+HB日食ネクロズマ

いわゆるラキネクロ。カイオーガイベルタルはラッキー、ザシアンは日ネクに受けられてしまう。この並びはラッキーにゼクロムを合わせれば一見突破できそうだが、あまえるを持っていると大変。仕方ないのであまえられる前にりゅうまい積まずにダイサンダーで殴る。しかし確定で耐えられるので、あまえられて攻撃2段階下降、次のダイサンダーでラッキーを突破できても次が辛くなる。

 

ルナアーラ

地味に厄介。ゼクロムのテラボルテージでも貫通できず、ザシアンゼクロムにはおにび、イベルタルオーガにはでんじはを当てられ、とにかく高確率で仕事される。

 

最後に

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。初めての構築記事でうまく書けているか心配ですが、今回の構築を再考し、S35でまた頑張りたいと思います。