【剣盾 S35 シングル 最終417位 レート1830 】ゼクロムorゼルネアスエース軸
けんぱちです。前期に続きまた構築記事を書かせていただきます。S35、そして剣盾最後のランクマッチお疲れ様でした。
1900↑を目指していたのですが、あまりにもこのルールは難しく、なかなか勝ちきれませんでした。このルールで勝てる方は本当に尊敬します。それではよろしくお願いします。
結果
TN けんぱち 306勝288敗 最終417位 レート1830
構築経緯
前期の最上位の方が結果を残していた慎重HDザシアンが気になり、試運転していたところ環境に刺さっていると感じ、採用。
次に、伝説で見た目が一番好きなゼクロムを最後も使いたかったので、ダイマエースとして採用。
慎重HDザシアンはザシアンミラーに弱く、ゼクロムも対面では不利寄りなので、次にザシアン受けを考えた。ゴツメネクロやホウオウなどを考えたが、使用感がどれも微妙で悩んでいた。そんなときたまたまポケソルの動画を見たところ、A0さんが前期使っていたゴツメルナアーラが強そうだと思い、技構成丸パクリで使ってみたところ確かに強かったので、ザシアン受けはルナアーラに決定。
次に、相手のPTにイベルタルがいない場合に抜き性能が強く、後続へ良いサポートを行える襷黒バドレックスを採用。
このままでは相手の黒バドレックス、イベルタル、カバルドンのあくび展開などを止められないので、HBD挑発持ち食べ残しイベルタルを採用。
最後に、ゼクロムが通せなさそうな構築(ザシアン&ランド、ゼルネグラードン軸等)に通していけるHBスチル持ちゼルネを2体目のエースとして採用して、構築が完成。
個体解説
ザシアン@くちたけん
199(252)-190-135-×-183(252)-169(4)
HD C実数値217の黒バドレックスのアストラルビット確定2耐え
相手のHBゼルネの+2ダイスチルを2回耐えて逆に返り討ちにする
C実数値183のイベルタルのジェット+バーンを確定で耐える、球だったとしてもそこそこの乱数で耐える
特殊で殴ってくるポケモンに対してめっぽう強く、大体なんでも耐えて殴り勝てた。本当にザシアンミラーは弱いので、ザシアン受け、もしくはザシアンに対面有利なエースポケモンが必須。カイオーガやホウオウに対しての打点としてワイルドボルト、ネクロや黒バド、ヌケニンに対しての打点としてかみくだくを採用。特にネクロがこちらのゼクロム、ゼルネアスを通すにあたって非常に面倒なので、ザシアン単体で崩すためにつるぎのまいも採用。
244(252)-×-150(224)-158(4)-131(28)-117
HB ファントムガード込みでA特化ザシアンに後出しできょじゅうざんを受け、次のき ょじゅうざんを確定で耐える
HD 余り。C実数値217の黒バドレックスのアストラルビットをファントムガード込みで50%で耐える。
ザシアンに後出ししてでんじはを打つのが基本だが、相手の壁ターンが残り長かったりその他どうしても打たなければ勝てない場面はさいみんじゅつを打っていった。これがめっぽう強く、さいみんじゅつがなければ負けてた試合がかなりあった。命中はかなり不安定なので、窮地に追い込まれた時にしか打たなかったがそれでも採用して良かった。ちなみに相手のザシアンのかみくだくは無理なので切っていた。身代わりはまだシャドーレイで壊してゴツメにも触れさせれるので、こちらのザシアンのきょじゅうざん圏内に入るのでなんとかなる。
ゼクロム@いのちのたま
175-202(252)-141(4)-×-120-156(252)
ルギアが非常にめんどくさいので、ルギア入りにはほぼ選出(しかもゼクロムを舐められてるのか、ルギアを出されることが意外と多かった)。この環境はりゅうのまいを積む隙がなかなかないことや、ナットレイが重いことから物理ダイナックルのためのボディプレスを採用。困ったときはダイナックルを打てばナットレイやディアルガ引き、じめんフェアリー択にも対応できて非常に良かった。飛行技はダブルウィングではなく、相手のダイマを枯らすためのそらをとぶを採用した。
バドレックス(こくばじょうのすがた)@きあいのたすき
175-×-101(4)-217(252)-120-222(252)
アストラルビット マッドショット ちょうはつ こわいかお
ミラー意識でマッドショット、相手のイベルタル等のダイマ展開を食い止めるにこわいかおを採用。お互いの襷黒バドがマッドショットを打ち合って同速ゲーになるどうしようもない展開が多く、しかも勝率はかなり悪かった。相手の初手にちょうはつを試みるも、ディアルガやグラードンが初手ダイマかサポートか区別がつかず、サポート型だとしてもじならしを撃たれたり、択に負けまくった。ちょうはつは別の技にすれば良かったと反省。後述の通り、この枠は本当はマーシャドーが良かった。
イベルタル@たべのこし
233(252)-×-130(116)-152(4)-147-121(12)
イカサマ デスウィング ちょうはつ はねやすめ
HBD 物理、特殊両方のイベルタルのダイジェットをはねやすめ+食べ残し込みで3回耐え、ダイマを枯らす
S HBサンダーのS4振り抜き
選出率は最下位だが、選出した時はほとんど活躍してくれた。しかし、マーシャドーがかなりキツかったのもあって、この枠はタスキを剥がせる+黒バドイベルにそこそこ安定して戦えるバンギラスでも良かったかもしれない。
ゼルネアス@パワフルハーブ
221(156)-×-161(252)-157(48)-118-126(52)
ドレインキッス ラスターカノン ジオコントロール みがわり
HB A特化ザシアンの+1きょじゅう&せっかを、スチル込みで確定耐え
C 余り
S +2で+1最速サンダー抜き
有名なシグマさんのHBゼルネ。本物はジオコン後に+1準速エースバーン抜きだが、環境にエースバーンがいないことからSを+1最速サンダー抜きまで落とし、その分をCに振っている。かみなり入れたり、みがわり入れたり、黒バドの次に技構成が迷走し結局正解に辿り着けなかった。実はゼルネアスは今シーズン初めて使用したのだが、上手くジオコンが積めた後の抜き性能はなんとも気持ち良いものである。
基本選出
・ザシアン+黒バド+ゼルネアス
・ザシアン+黒バド+ゼクロム
相手の構築を見て、柔軟に選出を考えていく。基本的にはザシアンが初手となる。
きついポケモン、並び
ゼクロムのダイマやルナアーラのゴツメに触れさせて無理やり流していった。
正直黒バドの枠をマーシャドーにしたいくらい相手のマーシャドーが重かったが、
途中から剣盾を始めたのでマーシャドーを持ってないのであった、、、。
これがこのルールの悪いところで、持ってない人は使うかどうかの権利すら与えられない。貸してくれるポケモン友達がいないのが悪いといえばそれまでだが、悲しい。
今更だがマーシャドーが重い時点で欠陥構築であったと言わざるを得ない。
初手に来られるとダイマかステロでんじはか分からない、しかもこちらの構築には弱点をついて殴っていけるポケモンがおらず(ゼクロムはボディプレスでダメージが見込めない)、非常に厄介であった。日食ネクロズマもそうだが、高耐久はがねタイプのダイマックスは本当にとんでもない。そう考えると仮にきょじゅうざんの追加効果を削除するとしても、ザシアンがダイマできたらこの世の終わりだった。
このポケモンも硬すぎる。ゼクロムの球ダイドラグーン何回打っても倒れずにダイアース連打で飛ばされるし、ゼルネアスで戦ってもダイアースで特防を上げられてしんどい。
自分で使うと下手くそでイマイチだが、相手にするとめちゃくちゃ強いポケモンランキング最上位。
ホウオウ+ナットレイまでならナックル持ちゼクロムで簡単に崩せたが、これにランドロスが加わるとキツかった。こちらのゼルネアス、ゼクロムともに通すのが非常に難しく、この場合は黒バドで無理やり活路を見出していった。
反省
・マーシャドーやディアルガ等に戦っていけるポケモンを構築に組み込むべきであった。
・結果論ではあるが、別にHD慎重ザシアンでなくても良かったかもしれない、、、。
・構築うんぬんの前に選出ミス、プレイングミスがかなり多かったので、1試合1試合を大切にもっと考えてプレイするべきだった。
最後に(Thank you 8th)
剣盾ランクマがもう終わりということで本当に感慨深いです。めちゃくちゃ楽しかったです。皆様は自身の相棒伝説とのお別れは済みましたか?私は伝説環境からランクマを始めたこともあり、約1年半のランクマ人生においてPTにザシアンが入ってなかったことがほぼありませんでした。ザシアンとももうお別れだと思うと寂しいところではありますが、本当によく頑張ってくれました。しかし、やはり強すぎるのでSVではしばらく見なくていいと思うと、それはそれで新しいランクマ環境が楽しみでもあります。
ハイパワー環境でしか戦ったことがない私が、SV初期の低種族値バトルで勝てるか心配ではありますが、皆様どうぞお手柔らかにお願いします。それではまた、SVランクマでお会いしましょう。
何かあればTwitter@hiraaki_0322まで。